4月 112014
 

スポニチアネックス によると。

 日本野球機構(NPB)は10日、東京都内で会見し、今季12球団が使用している統一球の反発係数が平均で基準値の上限を上回ったと発表した。都内の日本車両検査協会で行った今年1回目の検査結果が報告され、3月29日の公式戦が行われた6球場のうち5球場の使用球が平均で基準値を超えていた。NPBは製造メーカーであるミズノ社に対し原因の究明を指示したものの、球界に波紋が広がっている。

 プロ野球界が再び統一球問題で揺れた。試合後、反発係数が基準値を上回ったことを聞いた楽天・星野監督は、「おかしいと思っていた。去年よりも飛ぶとね。違反ですよ。責任を取ってもらわないとね」と不満そうに話した。一般的には反発係数が0・001変わるだけで飛距離は約20センチ変化すると言われている。開幕から打撃戦が多く「さらに飛ぶようになっているのでは」の指摘が出ていたが、選手、監督らも困惑気味。DeNA・中畑監督も「開幕前に確認してちゃんとした報告が出ていないといけない。現場は困る。すっきりしない」と話した。

 検査は、3月29日の開幕第2戦を開催した6球場の使用球で行われた。各球場1ダース(全72球)ずつを無作為に抽出し、日本車両検査協会に反発係数の検査を依頼。この日の結果報告によると、平均値0・426で11年に統一球が導入される前の数値に近く、規定の上限0・4234を上回った。昨年4月の検査では平均で0・416。井原敦事務局長は会見で「原因はまだ説明できない」とし、「(製造元の)ミズノ社に対して可及的速やかな究明を指示した」と話した。上限を上回ったのは西武ドームを除く5球場で、最高値は東京ドームの0・428。ミズノ社はNPBに対して「昨年と仕様の変更はない」と説明していたという。この日、同社広報部は「現在、事実関係を確認しているところです」とコメントした。

 統一球をめぐっては、選手やファンに公表することなく飛びやすく変更していたことが昨年発覚。10月に加藤良三コミッショナーが引責辞任する事態に発展した。NPBはより厳格化するため、今季の統一球からこれまで許容していた公差(誤差)を廃止。基準値を明確に設定し、1月の実行委員会で昨年の基準値である0・4134~0・4374から変更していた。NPBはこの日試合が行われた6球場から新たに6ダースを抽出し、再検査を開始。再検査などの結果が出るまでは、現在の統一球を継続する方針だ。

 ここまで多くの試合でアグリーメントの取り決めを超えた違反球が使用されたことになるが、井原事務局長は「記録は通常の試合の扱いとなる」とした。昨年「飛ぶボール」だった統一球は、「飛びすぎる」問題に発展。今年もボールに選手が振り回されている。

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