4月 232014
 

産経新聞 によると。

韓国全羅南道の珍島(チンド)沖合で旅客船「セウォル号」が沈没した事故は、23日午前、発生から1週間が過ぎた。事故の犠牲者は150人、行方不明者は152人となった。生存者は依然として発見されておらず、行方不明者の家族らが“奇跡”を信じ続ける中、現場での懸命な捜索にもかかわらず、行方不明者の救出は絶望的となっている。

 韓国政府の事故対策本部の発表によると、捜索は船の3階と4階で集中的に行われている。4階には団体客室があり、修学旅行中に事故に巻き込まれた高校生らが寝室として使っていた。23日までの捜索で、特に船尾に近い場所で行方不明者の遺体が多数、発見されたという。3階のラウンジ部分でも見つかった。

 事故当時、多くの修学旅行生が食事のためにいたとみられている3階の食堂では、海中で浮遊する障害物がさえぎるなどして進入が難航していた。進入には成功したものの、前日夜から行方不明者は見つかっていないという。

 23日付の韓国紙、東亜日報は、客室から見つかった遺体の多くが指を骨折した状態だったと報じた。転覆した船の客室から必死に脱出しようとしていたとみられる。

 発表によれば、船は左側にほぼ横たわる形で沈没している。沈没状態で上に向いている船の右側の捜索は、ほとんど終わっているという。海底を向いている左側には依然、入れない状態で、23日は3、4階の船の中央部を集中的に捜索する。ただ、捜索が進む4階には、進入できない部屋もあるという。

 23日の現場海域の天気は良好。ただ、潮流の速い海域で、流れが強まるたびに捜索は中断を強いられている。行方不明者が遺体となって搬送されるたびに、家族の期待は薄れ、絶望へと変わってきているようだ。家族代表は24日ごろまでの集中捜索を求めている。

 現場海域には大型クレーン船が投入され、船体引き揚げ作業への準備も進んでいる。一両日中に、可能な限り捜索を進展させ、家族の同意を受けた上で引き上げが始まる見通しだ。

 一方、警察と検察の合同捜査本部はこれまでに、3等女性航海士(25)に事件当時、操船を任せた船長(68)ら航行に当たった乗組員7人を逮捕。1人の身柄を拘束している。乗組員が乗客を見捨てて逃げるなど、その責任が問われている。

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