8月 062014
 

スポニチアネックス によると。

 米国遠征中のマンチェスター・ユナイテッドは4日(日本時間5日)、親善大会ギネス杯決勝でリバプールに3―1の逆転勝利を収め、初優勝を果たした。後半23分からトップ下で出場した日本代表FW香川真司(25)は、存在感を発揮しながらも決定機をモノにできなかった。ルイス・ファンハール監督(62)は今遠征後に戦力外の選手に自らの評価を伝える意向だが、遠征を通じ自信を深めた香川はマンUで下克上を狙う決意を示した。

 激動の米国遠征を終えた香川には、確かな手応えがあった。マイアミの夜空に優勝を告げる笛が響き渡る。納得した表情で、静かに仲間の元へ歩み寄っていく。ヤングにトラップミスをからかわれると、少しだけ笑顔を見せた。

 試合後の取材エリア。そこには覚悟を決めた男の顔があった。「今季もマンUでプレーすると考えていいか?」という質問に、香川は「そうですね。その気持ちで自分もいる。そのために戦っていきたい」と言い切った。強力なメンバーの中で先発を奪う。腹は決まった。

 決勝の出番は1点リードの後半23分。スペイン代表MFマタに代わり、3戦連続でトップ下としてピッチに立った。素早いパス交換から中盤で停滞していた攻撃にアクセントを加え、35分には惜しくも合わなかったが、左からルーニーへのクロスを入れた。43分にはヤングの右クロスを中央で受けたが、トラップミス。後ろにこぼれたボールをリンガードが3点目を決めた。結果としてアシストとなったが、ボールにとにかく絡もうと動き回った。

 米国の5試合で指揮官の信頼を得つつある。今季初戦、7月23日のMLSロサンゼルス戦では本職でないボランチ起用。前日練習でサブ組ビブスを着けた香川は指揮官から何も助言をもらえず、顔は硬直したまま右往左往した。3戦目の29日のインテル・ミラノ戦でトップ下のチャンスを与えられ、評価は覆った。2日のRマドリード戦で今季初アシスト。指揮官から守備の位置など細かい指導を一対一で受けるようになった。先発はゼロで、マタがファーストチョイスは変わらない。今遠征後、指揮官は構想外の選手に“肩叩き”をする意向だが、勝負に徹した決勝でピッチに送り出されたのはチームに必要な戦力と受け取れる。

 「凄く今は、やってるサッカーが楽しい。こういうサッカーを続ければ、必ず結果が出るんじゃないかなと思っている」。今後は13日にバレンシアとホームで親善試合を行い、16日にいよいよスウォンジーとリーグ開幕戦(ホーム)を迎える。米国横断のサバイバル遠征で芽生えた危機感と自信を胸に、チーム内の序列を崩していく決意は固まった。

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