9月 172014
 

スポニチアネックス によると。

 右肘じん帯部分断裂で故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手(25)が、21日(日本時間22日)のブルージェイズ戦で75日ぶりにメジャーに復帰することが決定的となった。15日(同16日)はマイナー選手相手の試合形式の練習に登板して5回を6安打無失点。視察したジョー・ジラルディ監督(49)も内容を評価した。この日チームは地区優勝の可能性が完全消滅したが、田中にとっては今後を占う大事な復帰戦となる。

 静寂に包まれたキャンプ施設のスタインブレナー・フィールド。田中のためにつくられた舞台で、ミットを鳴らす乾いた音だけが響いた。故障後初の試合形式のマウンド。65球を投げ終えた田中の言葉は力強かった。

 「パフォーマンスは上がってきている。僕自身の中では、近づいてきていると感じる」

 相手はマイナーリーガーで10代の選手もいた。最初の4イニングは「力まずに投げた」と毎回安打を許しながらも無失点。ラストの5回にようやくギアを上げた。「最後は強度を上げようと。力んで投げてみました」。直球はこの日最速92マイル(約148キロ)を計測し、初の3者凡退。「(メジャーの)試合になれば力まなくてももう少しスピードも上がる。逆にあの雰囲気の中でそんなに出ていたんだ、という感じ」と手応えをつかんだ。65球中49球がストライクで無四球。ストライク率75%は、シーズン平均の68%をはるかに上回った。

 ヤ軍も特別な環境を用意した。1イニング終えるごとに6~8分間の休憩を挟み、田中だけが投げる。マイナーの打者は打順は考慮されず、常に左右交互に打席に入った。審判団も付けた。スタンドにはジェニファー・スタインブレナー球団副会長(54)の姿も。ポロシャツ姿で視察に訪れたジラルディ監督は「観客もいないこの環境で、この球速が出たことは喜ばしい」と満足げ。「あしたの状態を見て決めるが、次は我々のために投げてもらう可能性が高い」と復帰を示唆し、「復帰なら中5日で21日(日本時間22日)か?」との問いには「その通りだ」とうなずいた。順調なら今季は残り2試合に登板できる。

 チームはこの日、地区優勝の可能性が完全消滅。残り13試合で、ワイルドカード争いも2位ロイヤルズと6ゲーム差と、プレーオフ進出も絶望的となった。しかし、チームが終戦を迎えたとしても、田中にとっては「消化試合」にはならない。メジャーの実戦での負荷に右肘は耐えられるのか。「残り2試合」は完全復活への試金石となる。

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